毎日幸せひとつ

好きなことを感じるままに

小さな秋

読んだ本に影響され、和菓子屋に赴き「紅葉」という上生菓子を購入してきました。若い頃は、あんこが苦手で洋菓子ばかりでしたが、最近は和菓子の美味しさも感じられるようになり、好きなものが増えるのは、幸せが増えることなので、嬉しいかぎりです。

食べようと思えば一口でいけるサイズのお菓子を、何口かに分けていただきます。美味しかった~。舌触りがしっとりする感じがたまりません。満足度高いです。

 

和菓子には、最中や羊羹などの種類とは別に菓銘というものが付けられているということを、最近知りました(恥ずかしながら・・・)菓銘の多くは、短歌や俳句、花鳥風月、地域の歴史や名所に由来しているとのことで、そういう背景を知るのも、和菓子の楽しみ方の一つなのかなと思います。

例えば、紅葉を表現した生菓子の「竜田」という菓銘は、紅葉の名所として名高い奈良県北西部を流れる竜田川にちなんだものだそうで、

ちはやぶる 神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは (在原業平

など、竜田の紅葉を詠んだ和歌や句はとても多いそうです。

親切に教えていただいた店員さん、ありがとうございました。ポイントカードも作ったので、また買いに行かせていただきます。

ちなみに、私の一番好きな和歌は、

しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで(平兼盛

です。小学生の時に、クラスの女子の間で、自分の恋心を百人一首に当てはめるという遊びが流行り、私はこの歌を選んでいました。懐かしいな、元気かな~たかしくん。

 

でも、結局食べながら思ったことは、「阿部くんがたててくれたお茶を飲みながら、食べたいな~」でした。茶室が似合う。和服が似合う。静かな空間が似合う。茶道の先生として、職場の茶道部(実際にあった)に講師として来てくれたら、最高!!!指先一つまで、所作が美しいはず!そのまま、和服デートしたい・・・東京タワーまで、お散歩デートがいいな。途中、増上寺に立ち寄って、境内を散歩しながら、お寺の由来や宝物展示室で色々解説してほしい。最後は、中華が食べたい。着物で中華いい!!もぐもぐしている姿を間近で見たいです。